ギアラってどこの部位?
ギアラとは牛の第四の胃を指します。
名前の由来や二つあります。
一つ目は、言語に米国基地で働いていた人々が報酬(ギャランティう)の代わりに、ギアラをもらっていたことから、それが訛り「ギアラ」になった。
二つ目は、嘘のという意味の言葉「偽腹」がなまって「ギアラ」になったという二つの説があります。
ギアラはほかに、「アボミ」「赤センマイ」などとも呼ばれます。
ギアラの下処理の仕方
臭み、ぬめりを取っていきます。
塩で洗う
ギアラ全体に塩をかけ、全体になじむように揉みこんでいきます。ぬめりを取るようにし、全体にいきわたったら、流していきます。ぬめり、臭みが塩に付着し、一緒に流れてくれます。
小麦粉で洗う
ギアラに小麦粉をかけてゆきます。全体的にぬめり、臭みを取るように揉みこんでいきます。小麦粉がいきわたったら、水で流します。ぬめり臭みが小麦粉に付着し、一緒に流してくれます。
ゆでる
鍋に水をはり、ギアラを入れます。
沸騰したら、ギアラをざるにあけ、水洗いします。
これを後2回繰り返します。
3回目はお酒を入れ、沸騰させてください。
また、最後にそのまま食べてみて、好みの固さになるまで煮てください。
美味しい食べ方
焼肉
ギアラは脂が魅力的な部位です。あまり脂は落としたくありませんが、内臓ですので、火はしっかり通していきます。
脂のついていないつるつるした面から焼いていきます。様子を見ていると、脂が溶け出してゆくのがわかります。
脂が溶けたら、裏返して焼いていきます。
身が薄いものはここから少し火を通して行きます。
厚いものはもう少しゆっくり、中まで火を通していきます。
もつ煮
小腸、大腸、ハチノス、センマイ、ギアラ、スジ肉をそれぞれ食感が愉しめる大きさにカットし、鍋へ入れ、ゆでます。
2回ほど湯を捨て、柔らかくし、具材を入れ、味付けをし、さらに煮込み、トロトロにしていきます。
盛り付けたら、すりごま、をかけ、刻んだネギ、七味唐辛子をかけてゆきます。
煮込んでとろろとにしたギアラは格別においしいです。
スジ肉も一緒に煮込むと、さらに味が複雑に、そして濃厚になります。
まとめ
ギアラは脂がこってりついていて、脂の甘みが楽しめる部位です。
煮込みでの味は秀逸で、脂が汁に溶け、味が深くなります。
焼肉でも脂がおいしい部位で、煮込みとは違った、香ばしい脂が焼けた豊かな味を楽しめます。
肉屋の中でも、もつの中でギアラを一番おいしいという人もいます。
今まででここのギアラが最高に美味しかったです!
特選松阪牛専門店やまと
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