
サガリってどこの部位?
サガリは牛の横隔膜の部位を指します。
横隔膜を広げるとわかるのですが、真ん中に楕円形の形をしたお肉の塊「サガリ」があり
それを囲むように細長いハラミが2本左右に入っています。
アルファベットの「H」のようか形です。Hの真ん中の棒線が丸になったイメージです。
そして、それぞれ、ハラミとサガリは、白い横隔膜でつながっています。
横隔膜は白くつやつやしています。
サガリは、畜産副産物、つまりは内臓に分類され、ヒレなどの赤身肉とは異なります。
サガリの下処理の仕方
サガリとハラミを切り離す。
ハラミは横隔膜の部位で、ハラミと、サガリは横隔膜でつながっています。
そのため、まず、ハラミとサガリを切り離します。
「どこの部位?」でも書きましたが、ハラミとサガリは、アルファベットの「H」のようか形で、Hの真ん中の棒線が丸になったイメージで肉が入っています。
ですので、左右に入っているハラミを取ってゆきます。
サガリとハラミの間にある横隔膜へナイフを刺し、穴をあけ、そのまま下へ引いていきます。
横隔膜は薄いため簡単に切れます。ただ、勢いあまって肉を傷つけないようにしてください。
右のハラミを取り終わったら、左も同じように取ってゆきます。
横隔膜を剥く
サガリは横隔膜に覆われているため、それを剥いていきます。
端のほうにナイフを入れ、引いていきます。
膜と、肉は粘膜でついているため、手で膜をつかんで剥がしてもよいです。
美味しい食べ方
サガリを切る
ハラミを分割し、そこから食べやすい大きさへカットしていきます。
サガリの繊維を見て平行にナイフを入れ、6~7m程度にカットします。
繊維は細長いお肉に対し垂直に入っています。
カットしたら、今度は繊維に対して垂直にナイフを入れ、食べやすい大きさへカットしてゆきます。
焼肉
サガリは内臓肉ですので、しっかりと両面を焼いてください。
厚切りのサガリであれば、両面と、側面両方を焼くようにしてください。
ハラミはメイラード反応がおき、少し焦げたような、香ばしい感じで焼くのがおすすめです。
あの、脂の香ばしい香り、口に運んだあとほどける肉、そして噛めばあふれ出す肉汁。
人気の部位であることがうなずけます。
まとめ
サガリは、一頭の牛から1枚しか取れないお肉です。
また内臓であるため、普通の肉と流通ルートが異なるため、なかなか、スーパーなどで手は手に入りません。
それでも人気であるのは、やはり、カルビなどと比べると低カロリーでありながら味は濃厚で、さっぱりとしているため。
ダイエットに必要な、カリウム、マンガンなども含んでいます。
サガリはハラミよりも脂が少なく、低カロリーです。
タレ、脂が少し焼け、立ち上る煙、香ばしい香り、あふれんばかりの肉汁。
和牛のハラミですと、サシが入りさらに脂の甘み、香りが絶品です。
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