美味しい霜降り和牛肉を生む雄牛を評価する!ブランド牛を生む種牛の違いとは?

産肉能力を測定する 美味しい霜降り和牛肉を生む雄牛

黒毛和種の生産活動においてより良い成績をあげるためには、飼養技術の向上と個体の遺伝的能力の改良両方が必要です

なぜなら、枝肉成績の測定値は、遺伝的能力と、飼育技術などの環境の項が合わさった結果測定されるものだからです。

改良を行うためには、個体が持つ遺伝的能力の把握が必要です。

その指標の主なものとして

1.血統

2.外貌

3.後代の枝肉成績

4.育種価

があげられます。

指標としての「血統」 美味しい牛肉を生む牛の指標

発育・哺育能力などその牛の特徴を示す指標として血統は古くから使われ、もちろん、産肉能力の指標としても使われてきました

産肉能力の指標としては、血統で見るよりも、後代の枝肉成績をもとに能力推定したほうが制度は高いといわれています。

しかし、推定したい牛が雌の場合、産子数が少なく枝肉成績の入手が困難な状況が多いため、血統情報が用いられています

育種価とは 美味しい霜降り和牛肉を生む雄牛を評価

なぜ産子の枝肉成績だけではなりないのかといえば、

枝肉成績は血統情報からの遺伝的能力と、飼養技術、環境に左右されるためです

産子の枝肉成績は、産肉能力の指標として用いるケースがありましたが、前述のとおり、技術環境に左右されるため、技術が上がるに従い、指標としての制度が低くなってしまいます。

そのため、最近では、枝肉成績と、血統情報から、遺伝的能力そのものを数値で表した「育種価」というものを推定し、広く用いるようになってきています

育種価の中身 美味しい霜降り和牛肉を生む牛を評価する

育種価とは、種牛の偏差値のようなものです。

育種価で評価される項目には、6項目あり、それぞれA~Dで表されます。

1.枝肉重量

2.ロース芯面積

3.バラの厚さ

4.皮下脂肪厚

5.歩留まり基準値

6.脂肪交雑

兵庫県但馬牛の例をあげますと

上位0.13%以内 がA+++

上位0.13%~2%以内がA++

上位2%~10%以内がA+

上位10%~25%以内がA

上位25%~50%がB

上位50%~75%がC

のように評価されます。

育種価の長所 美味しい霜降り和牛肉を生む牛とは

育種価には以下のような長所があります

1.環境の効果を補正しているので、枝肉成績(観測値)より正確に評価できる

2.おいやめいなど血縁の情報を利用しているので、枝肉成績(観測値)より正確に評価できる

3.能力が数値化されているため比較が簡単にできる

4.自分では産子の枝肉成績が入手困難であっても、システムを利用することにより、パソコンで、育種価が(一部)入手できる。

育種価の短所 美味しい霜降り和牛肉を生む牛とは

育種価には以下のような短所があります

1.繁殖農家の場合、子牛を販売して枝肉成績の入手が困難なため、育種価が推定しづらい肥育農家が肥育し、枝肉としてセリに出すため。

2.推定育種価が判明するのに最短でも本牛が5歳以上になってしまう

まとめ

美味しいし霜降り牛肉を生む牛を繁殖農家は必死に作っています。

どのような指標で牛が評価され、美味しい牛肉の血統が作られてゆくのか。

その一端を知ってもらえたらと思います。

ここまで徹底して、真剣に作っている和牛はやはり美味しく、ぜひ味わっていただきたいと思います。

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