田尻系 美味しい霜降り和牛を作る血統
田尻(昭和 14 年兵庫県美方郡生)と、息牛田福土井(昭和 26 年美方郡生)を祖先とする系統を田尻系といいます。
田尻のさらに父方をたどると、中土井へと至ります。
肉質に優れる、肉質系の牛です。
地方によって、中土井系、但馬系とも呼ばれます。
中土井とは 美味しい霜降り和牛を作る血統
中土井は、大正9年3月10日生まれ。
大柄な牛でしたが、良い子を作り、種付けもよかったため、中土井の子孫を「中土井系」と呼ぶようになったようです。
菊美系 美味しい霜降り和牛を作る血統
田尻の息牛の中で子孫が特に繁栄したものに、菊美土井(昭和29年)がいます。
これは、田尻系の中でも、独立した文系として扱われます。
肉質に優れる、肉質系の牛です。
茂金系 美味しい霜降り和牛を作る血統
昭和23年、茂福という牛がが生まれました。母方の父は田尻です。
その茂福の子に茂金波がおり、その子孫は肉量に優れていました。
但馬牛は肉質系の牛であるため、小柄であるのに対し、茂金波の子孫はそうではなかったのです。
そして、その優れた血統は、一つの系統名として呼ばれるようになりました。
肉質に優れる、肉質系の牛です。
藤良系 美味しい霜降り和牛を作る血統
代6藤良(昭和27年奥山県苫田郡)の子孫からなる系統を藤良系といいます。
現在の藤良系は、第7糸桜(昭和45年島根県仁多郡 生)が流れを作っています。
この第7糸桜は、第6藤良の孫、14茂の息牛です。第7糸桜の母方は但馬の血を組んでいます。
糸系、糸桜系とも言われます。
肉量が取れる、増体系の牛です。
気高系 美味しい霜降り和牛を作る血統
気高(昭和 34 年鳥取県気高郡生)の子孫からなる系統です。気高の母方祖父は但馬系です。
肉量が取れる、増体系の牛です。
まとめ
現在主流となっている5系統を説明しました。
おそらく聞いたことがない名前ばかりだと思います。
一般の人が知るものといえば、「ブランド名」ですし、食べている牛肉もほとんど雌牛、雄牛のことなど知らない人が多いのではないでしょうか。
神戸牛、松坂牛、米沢牛、飛騨牛、いろんなブランド牛が現在ありますが,元をたどってゆくと、どの系統が色濃く残っているのかを知ることができます。
そして、系統をたどってゆくと、ブランド牛を支えた、偉大なる種牛に出会うことになります。
自分は何を食べているのか?。それを知れば知るほど、感じるものが変わり、牛肉が美味しくなってゆきますよね!。
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