美味しい和牛肉を作る!プロからプロへプロの手で子牛の運搬

家畜市場~家畜農家へ プロからプロへプロの手で

肥育農家は、家畜市場で子牛を購入し、自分の牛舎へと運びます。

肥育農家の牛づくりが始まります。

子牛の運搬 美味しい和牛肉を作るプロからプロへプロの手で

家畜市場から購入した牛を牛舎へと運びます。

自分の家畜運搬用の車で運んでも良いですし、運送会社へ頼んで運んでもらってもよいです。

運ぶときは慎重に運ばなくてはいけません。牛への負担が無いように、慎重かつ迅速に運びます。

距離が長いところですと、宮崎~山形までトラックで運搬するのですから、大変な仕事です。

もちろんここまで距離が長いと、休憩を取りますし、給水もしてあげなくてはいけません。

子牛の搬入 美味しい和牛肉を作るプロからプロへプロの手で

牛舎へ子牛がトラックで運び込まれてきます。牛舎の前へトラックを止め、子牛を降ろします。

こういった牛を下ろしトラックは、後ろの扉が下がり、スロープになる仕組みになっています。

ですので、ボタンを操作し、トラックの後ろ扉を下げ、スロープ状にし、牛を下ろしやすくします。

また、そのスロープは滑りやすいので、布をしき、滑り止めにします

子牛はトラックの中で、動かないようにロープで縛られています。また、横揺れでずれないように、一頭一頭布で仕切られています。

布を取り、ロープを外しスロープへと運んでいきます。

子牛を運ぶ 美味しい和牛肉を作るプロからプロへプロの手で

トラックはマスに近い場所へ止めるため、そこまで大変ではありません。

ただ注意したいのは、トラックのスロープです。

子牛は軽く、身軽です。そのため、スロープなどに差し掛かると、ジャンプし、降りようとします。

ジャンプさせますと人も危険ですし着地の際足を痛める可能性があります。

ジャンプさせないようにひく必要があります。

まず、牛の前に立たない。ジャンプされると覆いかぶさる形になり、けがをします。

そして子牛の鼻先を下へ向けてあげます。ジャンプしないように、ぐっと下へロープを引いてあげます

子牛をつなぐ 美味しい和牛肉を作るプロからプロへプロの手で

マスへ子牛をつないでいきます。

この時適当につなぐのではなく、ある程度間隔を置き、人が間に入れる状態にします。

また、お尻がちゃんと触れるよう後ろのスペースを作っておく必要もあります。

子牛を運びこんだのち、ワクチンなどの注射を打つ必要があるためです。

このワクチンは以前農家が打つこともできたのですが、現在は獣医しか注射ができません。

搬入の際は、獣医さんを呼んでおきましょう。

まとめ

家畜市場で購入された牛は、場合によってはとても長い旅をします。

私のいた牛舎では宮崎県から子牛を購入し、それを山形県米沢まで運んでいました。

運んでくれる業者さんも大体同じですので、運転手とはだんだん顔なじみになってきます。

しかし、この距離を怪我無く運ぶ運搬技術。頭がさがります。

プロから、プロへ、プロの手で。

各分野のプロがつなぐタスキが、最高の肉を作ってゆきます。

鮮やかな発色の肉、艶やかな輝くような脂。

プロが作り出すブラド和牛肉をぜひその目で確かめてみてください。

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