牛の種類 美味しい牛肉
よくスーパーなどを見ると、国産牛、和牛、黒毛和牛、外国産と言ったラベルが張られているお肉を見かけます。
皆さんはそれらのラベルをよく見て購入していることかと思います。
外国産よりは、国産のほうがいいお肉かしら、と思い手を伸ばすかもしれませんし、和牛と黒毛和牛は同じだと思い手を伸ばすかもしれません。
そこで確認したいのですが、和牛＝黒毛和牛は本当なのでしょうか？
また、国産牛は、本当に日本でのみ作られたお肉を指すのでしょうか？
そこをはっきりさせていきます。
国産牛とは 美味しい牛肉
国産牛とは、「日本で生産された牛」のことを指します。
また、日本で肥育期間が３か月を超える牛、または、日本での肥育期間が最も長くなる牛はすべて国産牛と呼ばれます。
国産牛であるかは、肥育場所と、その期間で評価されるため、品種、牛の出生地などは関係ありません。
そのため、海外生まれの牛でも、国産牛となることができます。
例えば、生まれが海外のホルスタイン牛でも、日本に入れ、肥育期間が海外での育成より期間が長ければ、国産牛として名乗れることになります。
和牛 美味しい牛肉
それでは、和牛とは何なのでしょうか？
和牛とは、「明治以前から日本で独自に交配され、育てられてきた品種名」のことを指します。
和牛の定義は厳しく、和牛と名乗ることができるのは、「黒毛和牛」「褐毛和牛」「無角和牛」「日本短角種」だけです。
ほかの品種で「和牛」を名乗ることは禁止されています。
ですので、ホルスタイン雄のほとんどは、食肉牛として飼育にまわされますが、日本で生まれ育っても、和牛ではありません。
黒毛和牛 美味しい牛肉
よく広告で使われる「黒毛和牛」。
上の、和牛の中の一品種であることはわかりましたが、実際どんな牛なのでしょうか？
別の項で、繁殖や、肥育についてかいていますが、これらはすべて、黒毛和牛の雌について書いています。
なぜ、黒毛和牛が良いとされているのかというと、まずは血統です。
脂が入る牛というのはたくさんいるのですが、霜降りの入る牛というのは珍しいのです。
よく言われる但馬牛の血統ですが、これが特殊で、筋肉間まで脂肪が入る、というのは珍しい血統です。
そのため、その血統で掛け合わせを行い、よりおいしく、より肉量の取れる牛作りを行ってきたという歴史があるのです。
また、霜降りもですが、肉質もよいものが多く出ます。
キメ、締まり、柔らかさ、風味などが良いため、黒毛和牛が選ばれています。
まとめ
国産牛とは、必ずしもすべて日本で作られた牛ではありません。
そして、和牛といっても、黒毛和牛含め４種類いることもわかりました。
このようにみると、黒毛和牛というのが、いかに特殊であるかがわかります。
和牛と呼ばれる牛の中でも、霜降りが入り、肉質に優れる品種が黒毛和牛なのです。
選び抜かれた血統。その牛の中で、じっくりとプロの手で作られた牛のみが、ブランド牛として提供されます。
プロが作った最高の肉をぜひお試しください。
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