和牛職人!和牛とは何か知ってますか?和牛の一角!赤身肉が美味しい無角和種とはどんな牛?

無角和種 美味しい和牛

和牛と呼ばれる品種は、「黒毛和牛」「褐毛和牛」「無角和牛」「日本短角種」の4品種のみです。

その中にある、無角和種ですが、黒毛和牛に比べ、あまり聞かない品種だと思います。

ちゃんと生産されているれっきとした和牛ですが、いったいどんな牛なのでしょうか?

無角和種のルーツ 美味しい和牛

無角和種は、山口県で造成した固有品種です。

その造成の歴史的経過については、1920年に阿武郡大井村が元農商務省畜産試験場中国支場からアバティーン・アンガス種系の交雑種種雄牛「小雀(コガラ)」号を借り受けて、地域の有書く黒毛和牛に試験交配を開始したことから始まります。

その後、国から阿武郡内に払い下げられた雄15頭。雌30頭のアンガス種系種牛や、井桐巣から輸入されたアンガス種雄牛1頭を素材として、同地の和牛との間で交配が繰り返され、1944年に中央農業会登録審議会で固定品種として認定され、以来山口県北部の萩市・阿武郡を主産地として閉鎖的に育種改良がなされ、現在まで70年余りが経過しています。

なお、改良の過程で飼養頭数の減少や、特定の種雄牛に隔たった交配が行われる等により、近親交配の弊害が現れ始め、近交を緩和する必要性に迫られたため、1974年に黒毛和種(兵庫系)の血液を導入し、血液更新を測りました。

無角種の現在 美味しい和牛

飼養頭数の推移については、固定品種として認定された1944年が5490頭で、その後、1963年には、9790頭まで増加しましたが、脂肪交雑の面で黒毛和種に劣ることから、肉質中心の枝肉市場からは高い評価が得られず、1965年代後半以降は市場価格も低落し、それに伴い飼養頭数激減して1994年以降は200頭台で推移してます。

無角和種は品種としての存続が危ぶまれる状況にありますが、本種は山口県の特産であり、また遺伝資源としても貴重な存在であることから、これの維持増殖を測るため、1994年に無角和種振興公社が設立されました

無角和種の維持 美味しい和牛

無角和種は角が無く、毛色は黒毛和種より濃い黒色です。また、黒毛和種よりも肉牛体型が顕著で、特に腿は黒毛和種には見られない充実度を示しています。

体格は黒毛和種とほぼ同程度で、雌の目標値は体高が127cm、体重が600Kgです。黒毛和種の目標ちが129cm、体重540Kgですので体高はほぼ同等で体重が60Kg重くこれが豊円さとして表れています。

まとめ

霜降りの和牛が主流となり、頭数が激減した、現在では希少な和牛となっています。

脂肪が少なく、柔らかい赤身のお肉で、健康志向、ヘルシー志向の方向きです。

肉を食べている、といった肉本来の食感、風味、ワイルドな味をもつ希少な和牛です

なかなか出会えませんが、機会がありましたら、古くから受け継がれる和牛の味をお試しください。

牛肉の最高級部位!ヒレステーキ肉!お取り寄せできる最高の赤身肉!ヒレ肉おすすめ3選!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です