和牛職人!和牛とは何か知ってますか?和牛の一角!赤身肉が美味しい褐毛和種とはどんな牛?

褐毛和種 美味しい和牛の種類

和牛と呼ばれる品種は、「黒毛和牛」「褐毛和牛」「無角和牛」「日本短角種」の4品種のみです。

その中にある、褐毛和種ですが、黒毛和牛に比べ、あまり聞かない品種だと思います。

ちゃんと生産されているれっきとした和牛ですが、いったいどんな牛なのでしょうか?

褐毛和種の特徴 美味し和牛の種類

褐毛和種高知系は、明治時代初期に導入された、朝鮮種にスイスのシンメンタール種の導入や、褐毛和種熊本系との交配も試みられましたが、良い結果を得ることができませんでした。

その後純粋に改良繁殖が行われ、性質温順、高知県の項風土によくなじみ、耐暑性に富み粗食に耐える放牧特性の良い肉専門種として改良が進められてきました。

その結果、ロース芯が大きく、バラが厚く、皮下脂肪の厚さが薄いなど、肉量面では大変優れた特性が発揮されています。

褐毛和種の放牧 美味しい和牛の種類

褐毛和種の特徴として、温厚であることが知られていますが、そこには、しつけという考え方があるからです。

しつけの出発点は、生まれた子牛との付き合い方から開始します。生まれた子牛が将来人になついて飼いやすい牛になるか、それとも、人を嫌う飼いずらい牛になるか、その分かれ目はお産直後の子牛との付き合い方にあります。

ここでは、高知県の学習法「片岡式学習法」を紹介します。

片岡式学習法

1)日ごろから母牛と信頼関係を深めお産を待ちます。作業計画に仔牛の学習時間を組みます。

2)1回目の子牛学習は分娩直後から8時間以内に行います。母牛をつないでから子牛を連れ出します。

3)子牛の揚水をふき取り、相武し、少し指を吸わせます。

4)子牛を誘導方向にむけ子牛と離れて誘導します。手をたたいたり、「こいこい」などと優しく呼びます。

5)ついてきたら体を愛撫し、200mくらい誘導します。

6)2日目からロープ誘導を組み入れ1週間続けます。

7)あとは時々子牛を連れだします。

しつけの成果

1)畜主との絆が高まり、仔牛のほうから近寄ってきます。そうなると子牛のことが気がかりとなり、毎日の観察が行き届き、管理が十分にできるようになります。

2)子牛と畜主との信頼関係が高まるので鼻紋採取や誘導が楽になり、子牛は与えられた餌を早く~食べだし、良好な発育をします。

3)1回目の学習時に生時体重の測定も合わせて行うことになり、生まれてすぐの体に触れて、性質や体型を知ることができる。

4)市場では、おとなしい牛が求められていることから、多くの買い手がつくことになります。

まとめ

黒毛和種をメインで飼いますが、たまに褐毛和種を購入し、飼うこともあります。

大きくて、おとなしい子が多いのが特徴です。黒毛和種は鼻が黒ですが、褐毛和種の鼻はピンクのような色をしています。

黒毛和種ですと、霜降りといわれる脂が特徴的ですが、褐和種は霜降りが適度でうまみを豊富に含む赤身肉が多いことが特徴です。

赤身が美味しいため、霜降り肉のあまりと合わせて引き、ハンバーグのタネなどに使用します。

また、脂が苦手な方にはヘルシーで淡白であるため、おすすめのお肉です。

プロの仕事は美味しいお肉を作ること。牛作りにおいて、ストレスがとても重要な意味を持ちます。

牛にストレスを掛けないように、繊細に気を使いながら、牛に良い環境を作ってゆく。

それが美味しい牛づくりにつながってゆきます。

細やかな気配りと、高水準の技術で作られたお肉をぜひご賞味ください。

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