外国産のお肉は安全なのか？！
スーパーの店頭を見ると、いろんな国の牛肉が販売されています。
黒毛和牛、和牛、国産牛、カナダ産、アメリカ産、オーストラリア産などが代表的です。
黒毛和牛や、国産牛はとても美味しくてよいのですが、年々値段が上昇傾向にあり、なかなか手が出なくなってきてしまっています。
そうすると、やはり値段の安い、外国産牛肉に目が行くのが人情です。
値段を見てみると、国産牛の二分の一や、もっと安いものであると三分の一の値段で売られていたりもします。
あまり脂が入らず、くせのあるお肉ではありますが、こんなに安く牛肉を楽しめるなら、外国産牛肉がいい！と思う人も少なくないはず。
でも、ちょっと待ってください。こんなに安いのには何か裏があるのでは？と考えるのが普通です。
食の安全が叫ばれている今、ここを知っておくことは大切なことです。
実際外国産の牛肉の安全性はどうであるのか？を見ていきたいと思います。
外国産牛肉の種類 外国産牛肉は安全なのか？
アメリカ産牛肉とは
現在多くの牛肉が国内で消費されています。その中で、国産牛肉が占める割合は４０％程度、外国産牛肉が６０％も占めています。
その外国産牛肉消費の内訳は、オーストラリアが３５％、アメリアが２０％、ニュージーランドが２％、その他２％となっています。
外国産の中でもオーストラリア、アメリカの二強がシェアを分け合っている状況です。
そんな日本の食に大きなかかわりを持つアメリカ産牛肉ですが、問題が指摘されています。
それは、肥育ホルモンの残留値です。
肥育ホルモンとは
まず、言っておきたいのは、和牛、国産牛肉において、肥育ホルモンの投与は一切行われていないということを伝えておきます。
では、お進みください。
アメリカや、カナダといった、北米産の牛肉には、肉牛を育てる初期の段階で肥育ホルモンを投与し、通常よりも短期間で身体を大きくするのが普通です。この肥育ホルモンが問題になっています。
畜産関係者からすれば早くなれば、その分餌代、管理代を削減でき、利益率を挙げれるため、肥育ホルモンの働きはうれしいものです。
しかし、牛肉は、人が食べるものです。その肥育ホルモンが牛肉に残留し,人間の体に入った場合問題がないのか？ということが、懸念されているのです。
アメリカで肥育されている約９９％の牛は肥育ホルモンを投与されているとも言われています。
アメリカ産牛肉であっても、科学的にリスクを評価し、安全性は確認されていますので、一定の安全性は確認されているお肉ではありますが気になるところです。
その一つとして、アメリカ内で、オーガニックの牛肉が高価であるのにも関わらず、売れているという事実です。
やはりアメリカ国内でも、肥育ホルモンの残留量に関しては感心が高いのです。
オーストラリア産牛肉とアメリカ産牛肉の違い
外国産の牛肉というと、最近多く見かけるのが、オーストラリア産の牛肉です。
実はオーストラリア産もアメリカと同じく肉牛に肥育ホルモンを使用している国なのですが、アメリカ産と、オーストラリア産では違いがあります。
それは何かというと、オーストラリア産は、肥育ホルモンを使用しているか、していないかの確認ができるということです。
日本では肥育ホルモンの使用を嫌がるため、日本に入ってくるオーストラリア産の牛肉は、肥育ホルモンが投与されていないものなのです。
なぜ、オーストラリアはこのような体制を取っているのか？
そこには、アメリカと、オーストラリアで、牛肉販売に対するスタンスが違うためです。
アメリカの場合は国内で生産した牛肉を、アメリカ国内でも多く消費します。そして余った分、を外国へ輸出するというスタンスを取っています。
しかし、オーストラリアは違います。生産した牛肉の５０％を海外に輸出するといった、国家戦略的なビジネスとして、畜産を行っているのです。
オーストラリアの主な輸出国は、肥育ホルモンを嫌がる国が多いですので、オーストラリア産の牛肉は、肥育ホルモン投与
の有無がわかるようにしたというのも当然のことなのです。
まとめ
アメリカ産牛肉の安全性は、科学的にリスクを評価し、安全性は確認されています。
しかし、肥育ホルモンが投与され、残留している可能性があるのであれば、できるだけ口にしたくないというのが本音です。
そんな中で、オーストラリア産牛肉は、肥育ホルモンの使用はないため安心して食べることができます。
広大な土地を駆け回り、草をしっかり食い込んだ赤身肉は、栄養価が高く、今注目を浴びています。
安心安全なお肉を食べて、健康的なお肉ライフを過ごしましょう。
当然ですが、和牛、国産牛は、肥育ホルモンの投与は一切行われておりません！
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