薄切りにすると美味しい部位ウデとはどこの部位?その特徴とは
薄切りにすると美味しいといわれる「ウデ」肉は、お肉屋さんでは「かた」と呼ぶところもある部位です。
ウデは牛の上半身の部分、前スネがついている肩回りの部位になります。
ウデとはどこにあるかというと、肩ロースの側面についている部位とも言えます。
ウワミスジと、肩ロースの側面が密着しており、また、肩甲骨の軟骨部分が肩ロースの側面につながっています。
薄切りにすると美味しいウデの肉質とその特徴とは?
ウデ肉とは、前肢の上部の肉部分の総称です。
牛の体の構造上、前肢に体重がかかることから必然的に、運動量が多くなり、筋肉が発達しているので、スジや筋膜が多いのが特徴です。
比較的固いお肉ですので、薄切りのスライス材としても使用されます。
ウデにはいろいろな特徴のある肉質の肉が含まれているため、部位によっては、ステーキ、焼き肉、しゃぶしゃぶ、すき焼き、いろいろな料理に使えます。
肉の色は濃いめ。エキス分、やゼラチン質が多いのも特徴で、うま味成分が豊富です。
薄切りのすると美味しいウデの焼き方!食べ方とは?
ウデはのスライス用に整形し、スライサーにかけ薄切りにし、すき焼きなどとして食べると美味しくいただけます。
スライスし薄切りにした方が、ウデ部位全体を無駄なく使え、かつ、さまざまな特徴のあるお肉全てを楽しむことができるため、薄切りはおすすめです。ウデはロース系に比べると固い肉質であるため、厚切りには向きません。
半身の枝肉からウデ部位を取る方法とは?
半身の枝肉をのこぎり等で、第六肋骨と第七肋骨の間で平直に切り開きます。
その時、ウデの骨にS菅を引っ掛けつるし、上半身部分が地面に落ちないようにしておきます。
開いたら、ウデ部位と、肩部位へ分割していきます。
ウデのつけ根にシミのような跡があり、そこにナイフを入れ開いていきます。
すると肩ロースとウデが粘膜、脂でくっついているため、体重を掛けながらナイフを当てていくと開くことができます。
同時に、肩とつながっている左右のあぶらにもナイフを入れ開いて行くと、ウデ部位の側面に、肩甲骨とウワミスジが見えてきます。
最後、肩ロースと、ウデをつないでいる、軟骨部分(肩甲骨の一番端)に、ナイフを入れ切断し切り離します。
薄切りにすると美味しいウデをスライス整形する方法とは?
ウデをスライス材として使用する場合、余分な脂、スジをとってゆきます
まずウデ表面にある、カッパが表面の脂の上にのっているので、取り除きます。
カッパはひき肉、燻製として使用することができます。
表面の脂が厚いため、適度に除去し、ミスジ側にある太いスジを引きます。
裏返し、サンカク部分にある大きなスジ、ウワミスジにある大きなスジ、ミスジ表面の骨肌、その側面の固い部分(骨がついていた部分)、ミスジの真ん中に入っている太いスジをとります。
ミスジの真ん中に入っている太いスジはすべてではなく半分ぐらい取り除ければよいです。
またウデは血管が通っている部位です。血管を取りのぞく必要があります。
薄切りにすると美味しい!ウデはどんな料理に使えるの?
ウデ肉の特徴は、肉の色は濃いめで、きめが粗く、肉質が固めです。
そのため、シチューや、カレーなどの煮込み料理やスープの材料として使用すると美味しく頂けます。
また、エキス、ゼラチン質を多く含むという特徴も持っていますので、スープにすることで濃厚なブイヨンが楽しめます。
また、スライスし、薄切りにすると最高に美味しい部位です。
そのため薄切りにしたウデ肉は、すき焼き肉、しゃぶしゃぶ肉として食べると、濃厚な赤身とバランスの良い霜降りの甘みを楽しめます。
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